では、現実にどの程度、強み(Strength)を正確に認識できているでしょうか?
- 例1:調査を開始する際、調査表設計のために依頼企業の強み(Strength)をヒアリングする場面
- 「御社の強みは何ですか?」という当社の質問に対する回答
- 「分からないなあ...。多分○○じゃないかな?」
- 「強みはないよ!弱みはいくらでもあるけど...」
-
例2:中期経営計画に添付されているSWOT分析シートの強み(Strength)に記載されている内容
- ・抽象的な記述になっている
- ・何となくそれらしい単語の羅列になっている(いずれも客観的なデータはない)
- 例3:「調査前の仮説の強み(Strength)」と「調査後の本当の強み(Strength)」の違い
- ・(調査前)技術力 →(調査後)コストパフォーマンス+納期対応
- ・(調査前)価格 →(調査後)品質+納品対応
- ・(調査前)営業対応力 →(調査後)技術力
このように、強み(Strength)を正確に認識できていない事例は枚挙に暇がありません。
本来、経営的には、強み(Strength)を強化し、競合とのさらなる差別化を図っていくことが正しい選択になりますが、強み(Strength)を認識できていなかったり、不明瞭であったりしては、思い切った施策を打てません。
強み(Strength)を強化し、さらなる差別化を図るための意思決定をするとなると現状では困難なことが多いのです。
これまでの数多くの顧客調査実績より、
- 強み(Strength)は必ず存在する
- 強み(Strength)は相対的で、顧客ごとに変化する
- 強み(Strength)は相対的で、提供商品群や競合によって変化する
- 強み(Strength)は相対的で、顧客の購買方針ともに変化する
- 強み(Strength)は相対的で、時間とともに変化する
ことが判明しています。
必ず存在するものの、相対的な要素も多分にありますので、常に正確に把握するのはいささか困難な面があります。
それを顧客に直接ヒアリングし、正確に把握するための方法論が『S』フォーカス調査プログラムなのです。